仮設住宅のこと

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仮設住宅のこと


仮設住宅のこと

新聞にも掲載がありましたが、仮設住宅の建設も、始まる頃かと思います。
中越沖地震を経験した柏崎では、約1,000戸の仮設住宅の建設がすすめられました。

実はその2年9か月前に発生した中越地震の際に仮設住宅の建設に苦労した経験から、沖地震発生時には、だいたいの仮設建設予定地が事前に検討されていました。
小学校中学校のグラウンドに建設されることが多くありますが、そうすると学校の授業がグラウンドで行えなくなります。長くて2年間。
それを避けるために、学校以外に仮設を立てるという方針を持ったそうです。そのため、公立の公園や運動広場が使われることになりました。小学生、中学生に避難している借りぐらしを見せたくないということもあったそうです。

また、すでに建設候補地を決めておけば、自衛隊が宿営する場所も、その候補地をよけてもらうことができます。自衛隊も一度宿営地を決めると、そこから部隊を動かすことは手間がかかることなので、建設の着手も比較的スムーズに行えたと聞いています。
さらに、以前のコミュニティを崩さないように、市内37か所に仮設住宅を建てたそうです。

事前に備えていたことで、その後の生活再建もスピード感をもって進めることができたと考えられています。これは、いつ起こるかわからない災害を想定しておく際に、必要なことだとも考えられます。

写真は7月26日 中越沖地震発生から10日目の写真です。

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