災害放送について

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災害放送について


災害放送について

「ラジオから聞こえるいつもと同じ声が聞こえることで、落ち着くことができた。」
リスナーからのメッセージでした。

柏崎には、FMピッカラというコミュニティFM局があります。
中越地震発生から、1分45秒後に放送を再開しました。その時の様子は、まちからの中越沖地震シアターでお聞きいただくことができます。
FMピッカラは、沖地震発生から、その後41日間にわたって、24時間放送を続けました。

地域密着型の放送局としても、被災したリスナーが、まさに現地特派員のように情報を寄せてくれるようになり、ピッカラとリスナーの相互交流が行われたといいます。
柏崎地域国際化協会との連携で、5か国語に対応した多言語での放送にも対応しました。この放送でも、まだ日本語に不自由であった海外からの人たちにも、安心を伝えることができたと聞きます。
また緊急災害放送における相互支援協定もすでに結ばれていて、県内各FM局から、多くの支援と協力を得て、放送を続けることができたそうです。

FMピッカラさんでは、経験と教訓を記録にのこした一冊の本があります。「中越沖地震 震災放送のすべて」です。
41日間のドキュメントがつづられています。この本はまちからや、図書館でご覧いただくことができます。柏崎で被災者の気持ちを繋いだ、なかなか目に擦ろことのない記録を振りあえることができます。

いざといいう時のそなえにも、ラジオは役に立ちました。情報は、ライフラインのひとつでもあるのです。

熊本でもFM放送が、不安になったみなさんへ応援を続けたものと想像します。きっといくつものドラマが流されたことと思います。ラジオから流れてくる情報が、被災したみなさんのよりどころとなったことでしょう。

また、ピッカラのラジオパーソナリティの高橋さんが、当時を振り返った番組、あなたのナナイロ聞かせてくださいも、まちから館内でお聞きいただくことができます。スタッフまでお声掛けください。

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