展示品紹介

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ーなつかしの玩具玉手箱ー
【4】伏見の飾馬
 郷土玩具という言葉は現在全国に流布していますが、痴娯の家のものは各地の「おもかげ」を残す伝承玩具とでもいうべきものです。
 この郷土玩具は単に子供のおもちゃというにとどまらず、もうすこし幅広い内容をもっています。祈り、開運、厄除け、病平癒、子授け、豊作などの気持ちがこめられています。江戸時代からつい戦前まで庶民にとって、わが子に玩具を買い与えるということは物入りなことでした。子の無事を祈って親が与えた玩具、親せき知人から贈られた玩具、これは当の子供にとってはもちろん親にとっても宝でした。
 日本のような農耕社会では、土は最も貴いものでした。京都の伏見人形が盛況を極めたのも、生産の神、稲荷神への信仰と土への強いあこがれが結びついたためといわれています。伏見人形は割れても元の土に返るといわれ、壊れた人形のかけらを田畑へ入れると虫がつかず、作物がよく育つといわれたものです。
 この伏見の「大飾馬」は昭和43年刊現存日本玩具番付で、堂々西の横綱を張りました。立派なたてがみをそなえ、くらを置き、馬飾りをつけた雄姿は当節土人形の頂点に立つものといえましょう。県内では三角ダルマ、鯛車、六角凧なども前項として載っています。

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