ダイエットをしたいけど、アルコールがやめられない・・・

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ダイエットをしたいけど、アルコールがやめられない・・・


ダイエットをしたいけど、アルコールがやめられない・・・

そんなあなたは
「アルコールはエンプティ―カロリーだから太らない!」
といった言葉を聞いて安心してしまったことはありませんか?

しかし、それは危険すぎる!
「エンプティ―カロリー」を誤解してしまうと大変な身体になっちゃいます!!
そこで、今日は誤解されがちな「エンプティ―カロリー」についてお話していきます。

お酒を飲んだ後、酔いの回り方は個人差がありますが、顔が赤くなったり、身体が火照ったりします。それこそが、アルコールに含まれるカロリーが優先的に代謝されているためにおこる症状です。
お酒のアルコール分は肝臓で直ちに分解されて優先的にエネルギーとして消費されます。
そのため、身体に脂肪として蓄積されにくいエンプティカロリーと誤解されているのです。

「身体に脂肪として蓄積されにくい」なんて聞いたら、
「= 太らない」と勘違いしてしまっても仕方ありません。
だけど、残念ながらそんな美味しい話はないようです・・・

エンプティカロリーの本当の意味って何か知っていますか??

エンプティカロリーとは、
「栄養素をほとんど含まないカロリー」
のことを指しています。
このエンプティ―カロリーはアルコールのことだけではなくて、ジャンクフードなどのことも指しています。

アルコールよりも一緒に食べるつまみが太る原因だ!
お酒だけ飲んで、おつまみを食べなければ太らない!

という方もいますが、そんなあなたこそしっかりと覚えておいて欲しい。
そんなことは一切ありません・・・

飲み会が多くなると、体重はしっかりと増えてしまいます。

お酒を純アルコールとして換算すると、1g当たり7.1kcalになります。
このうち、およそ70%は代謝で消費されることがわかっています。
この代謝がつまり、顔が赤くなったり、身体が火照ったりする理由です。

エンプティ―カロリーは、他のエネルギーよりも優先して代謝されると言いました。
つまり、アルコールから摂取したカロリーを優先的に消費するということは、アルコール以外から摂取したものの消費は後回しになるということで、他のエネルギーはその分、蓄積されるということです。

1gの炭水化物と1gのアルコールで合計2gを摂取した場合、
炭水化物1g = 4kcal
アルコール1g = 7.1kcal
合計摂取カロリー = 11.1kcal
この合計摂取カロリーのうち、アルコールの70%は代謝で消費(7.1×70%)されるので、
残り8.97kcalが蓄積されることになります。

もしも、アルコールを摂取せずに炭水化物だけで2gを摂取した場合はどうでしょう!
炭水化物2g = 8kcal
身体を動かすことでアルコールの代謝分(7.1kcal×70%)と同じだけ消費すると、
残り3.03kcalが蓄積されることになります。
その差なんと約6kcal!!

このように比べてみると、アルコールが太らないというのはもう信じられませんね。

更に、アルコールには他にも気をつけなければいけないことがあります。

アルコールを分解するときには肝臓が中性脂肪を蓄えるようになります。お酒ばかり飲み過ぎてしまっては脂肪肝になってしまう可能性だってあります。
「プリン体」で通風に悩まされる人も多くいます。
アルコールを摂取することで胃液の分泌が増し、食欲増進ホルモンである「グレリン」が分泌されて、ついつい食べすぎてしまいます。〆のラーメンはまさに「グレリン」のツボにはまっています。

やっぱり、アルコールは「身体に良くないもの」と考えて、
摂取するときには「適量」を心がけることが一番身体に良いことなのだと思います。

“適量”とは、純アルコールで20~40gの範囲に収まることを指します。
日本酒に換算すると1~2合。
ダイエットはしたいけど、お酒は止められないという人は、
お酒は200kcalまでと考えてみましょう。

どんなにダイエットのために運動を頑張っても、
お酒を飲むことであっという間に運動効果を無意味にしてしまいます。
そんな悲しい、空しい努力があって欲しくない。
ダイエットで運動に励むなら、ぜひとも、同時にアルコールのことも抑えてください。
それが、ダイエット成功への架け橋です!

追伸
アルコールだったら、ビールや日本酒のような醸造酒よりもウイスキーのような蒸留酒の方が良いともいわれますが、それは「糖質」のことで、エンプティカロリーとはまた別のお話です。

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